「天然樹脂(松脂、漆等)」と「合成樹脂(石油や石炭等から精製)」に分かれる
世の中で圧倒的に使われているのは合成樹脂で、天然樹脂に似た性質を持っている
「似た性質」←水に溶けにくい、皮膜を作る等(あくまで似ているだけで、別物ではあり、合成樹脂は他にも原材料ごとに様々な性質がある)
合成樹脂でできているものは挙げていくとキリがなく、周りから合成樹脂でできているものが無くなると我々の生活は余裕で成り立たなくなる! はず!
エポキシ樹脂とかアクリル樹脂とか聞くけど、そもそも樹脂って何?
ものすごくそもそもの意味で言うと、「樹木の樹液が固まった物質」です。
これだけだと「で?」、となるので更に掘り下げていくと
樹脂の中にも、「天然樹脂」と「合成樹脂」と種類があります。
「天然樹脂」:最初に書いた樹液が固まったものの他に、動物由来ものや鉱石由来のものも天然樹脂に分類されます。樹液関係だと漆や松脂(まつやに)、動物由来だとゼラチン、鉱石由来だとタールが該当しやす。
「合成樹脂」:石油や石炭から精製した、天然樹脂に似た性質を持つ材料のこと。(ここで書いたのは似ている部分だけであり、後述しますが合成樹脂はもっと様々な性質を持ち合わせている)
天然樹脂に似た性質とは?となっているかなというところで、その性質とは「水に溶けにくく、有機溶媒には溶けやすい、そして溶媒が揮発すると皮膜を作り出す!」という感じです。だから漆として使ったりされているんですな
じゃあエポキシ樹脂とは?アクリル樹脂とは?その他は?
まずは、それぞれの特徴をまとめると下のような感じです。
エポキシ樹脂:熱硬化性、硬化剤と併用して使用される、3次元構造を持つ、硬化時の収縮が小さい、靭性が高い、絶縁性能を有する、耐水性・耐湿性を持つ、接着性が高い、耐熱性が高い 等々
アクリル樹脂:耐候性が極めて高い、透明性が高い、加工が容易、耐衝撃性に優れる 等々
シリコーン樹脂:反応のさせ方次第で常温硬化と熱硬化の選択が可能、耐熱性、耐寒性、耐候性、撥水性、離型性、消泡性・離型性・撥水性・圧縮率が大きい、気体透過性が大きい、耐寒性が良い・各種特性の温度依存性が小さい 等々
とりあえずめちゃくちゃ羅列しました、、、上以外にもものすごい数の樹脂材料があるのに加え、化学をやってないと組成がどうとか製造方法がどうとかって理解するのはなかなか難しい
そんな難しそうな樹脂材料たちと仲良くなって理解するための簡単な方法あるので次に進みます
見渡す限りの樹脂材料の海
部屋の中をぐるりと見まわして欲しいのですが、明らかに木材や石材、金属以外で作られているものってありますよね?
それら大概、樹脂材料です
収納ケース←色々種類ありますが樹脂です、PVC樹脂(新しい種類出してすみません、、、)とか、PP樹脂(ry)とか
ペットボトル←PET樹脂(ry)
トイレの蓋←PP樹脂
ドライヤー←PBT樹脂(ry)
こんな感じで挙げていくとキリがないくらいにはたくさんの樹脂材料に僕らは囲まれて生きているわけです。多分樹脂材料がある日突然消えたら我々の周りの生活品は大半が消えるんだろうなと
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